SACD カルロス・クライバー ベートーヴェン　交響曲第４番
●5BD クレンペラー ベートーヴェン交響曲全集、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団（1970年ライヴ）\rクレンペラー生涯最後のベートーヴェン・チクルス\r\r以前クラシカ・ジャパンで放映され、神々しいばかりの『田園』などがマニアのあいだで話題となっていたクレンペラー最後のベートーヴェン・サイクルの映像。しかも、画質・音質共に2019年リリース時にリマスターされ、荘厳な儀式のような衝撃度も大幅にアップしています。\r1970年のこのベートーヴェン・サイクルはテンポの遅さでも有名ですが、実演ということもあって、力強さや推進力も十分に備わっていますし、なによりもひとつひとつのフレーズに存在感があり、それらの織り成す広大なスケールの音楽からは、澄み切った美しささえ感じられます。\rまた、演奏の様子を実際に見ることができる映像の効能も素晴らしく、特に楽員たちの献身的というほかない真剣な様子はそれだけでも感動的。テレビ放映プログラムなので、音声はモノラルですが、音はたいへん聴きやすいものとなっています。\r\r概要\r★以前クラシカ・ジャパンで放映され、神々しいばかりの『田園』などマニアのあいだで話題となっていたクレンペラー最後のベートーヴェン・サイクル。\r★2019年リリース時にリマスターされて画質・音質共に大幅にアップ。演奏の様子をクリアな映像で見ることができるため、楽員たちの献身的というほかない真剣な様子がそれだけでも感動的。1970年のテレビ放映プログラムなので音声はモノラルですが、情報量も十分に多くたいへん聴きやすい音になっています。\r★このベートーヴェン・サイクルのライヴ映像は、1967年にデッカを退職してBBCテレビ音楽部門の責任者になっていたジョン・カルショーの尽力で制作されたものです。カルショーは米キャピトル時代の1953年にクレンペラーと契約しようとして、上層部に阻まれ断念した過去がありました。\r★クレンペラーは1966年8月に腰部を骨折して大きな手術を受け、療養のため約6か月間という予定外の空き時間を過ごすことになります。\r\r★クレンペラーの最晩年様式は、死や宗教への強い思いで始まり、指揮の方法も、楽員が見やすい指揮棒スタイルに変更。それが超低速化した演奏を崩壊寸前で食い止め、独自の世界を築き上げることに繋がったものと考えられます。